概要

平成13年から開始したシリコンシーベルト福岡構想の下、知的クラスター創成事業の取組等により、県内の先端半導体関連企業の集積は、福岡・北九州地域を中心に、この約10年で10倍を超える253社にまで増大しました。開発成果の実用化や人材育成、開発環境の充実化も進み、国際的なイノベーション拠点として発展していくために必要な基盤が定着して きています。
しかしながら、経済のグローバル化が進展する中、国際競争を勝ち抜き、地域が持続的に成長するためには、形成されつつある拠点をさらに発展させる新しいイノベーションの仕組みを構築する必要があります。
本地域におけるこの仕組み構築の戦略は、以下の2点です。


1.異分野融合による高付加価値化促進
本地域では、先端半導体以外にも、バイオ、水素エネルギー、自動車、ナノテク、ロボット、情報・コンテンツ、環境・低炭素等、地域がポテンシャルを有する多様な分野で開発拠点の形成を図ってきました。先端半導体とこれらの異分野との融合研究を進めることにより、開発成果の高付加価値化を図ることが肝要です。


2.社会ニーズ主導型開発による開発成果の実用普及促進
これまでの大学等研究機関が保有する研究シーズ主導の産学官共同開発から、社会ニーズ主導の開発への転換も重要です。
つまり、将来求められる社会像を洞察し、そこから新たな開発課題を抽出し、産学官共同による課題解決可能なシステム開発を図り、社会実証による開発内容の評価・改善を通じて、着実に成果を社会に実装させなければなりません。これが、我々が確立を目指している『社会ニーズ主導型開発モデル』です。


政府の新成長戦略にも取り上げられている「高度情報化社会」「低炭素社会」「健康・長寿社会」等の実現という世界が直面している課題について、異分野融合と社会ニーズ主導型開発モデルの確立を通じて迅速に対応し、アジアをリードする世界トップクラスのイノベーション拠点の形成を目指して参ります。
関係地域の皆様方には、是非ともこの取組にご参加・ご協力を賜るようよろしくお願い申し上げます。






平成24年8月
地域イノベーション戦略支援プログラム
「福岡次世代社会システム創出拠点」
プロジェクト・ディレクター

大津留 榮佐久
大津留 榮佐久